石灰で蚕体消毒

養蚕スタッフ

現在、4〜5名のスタッフで桑畑の管理、養蚕を担っています。亜熱帯の小さな島。効率は決して良くなく、雑草もすぐ伸びます。そんな中でもそれぞれ、自らの知恵と特技?で養蚕復活に果敢に挑んでいます。

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 現在飼育している蚕が4齢の「眠(みん)」と呼ばれる状態となり、桑の葉を食べずに動かなくなっています。この時に蚕の上から石灰を振りかける蚕体消毒という作業を行います。

 石灰を振りかけることで消毒を行うとともに、早く眠から醒めた蚕が桑を食べて先に大きくなってしまわないように、桑の葉の乾燥を促進することでしおれさせ、蚕の成長をそろえることができます。

 約6万頭のたくさんの蚕を飼育する際には、蚕の成長をコントロールし、大きさをそろえることが重要となります。

 石灰を振りかけると、蚕は真っ白になりますが微動だにしません。眠から醒めた蚕は、脱皮をし桑を食べ始め、どんどん大きく成長していきます。元気に育った蚕が繭をまくのが楽しみです。

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